2011年10月17日月曜日

最近の沙恵さん。

いとへん展が無事終わり何だか少し寂しい気分だったのですがそうこうしていられませんね!

最近考えていることについて少し書きながらまとめていければと思います。
箇条書きすると

・メディア
・世間と自分
・料理
・自立
・子供/親
・サッカーを通じたスポーツ全般
・スマホや携帯電話

あたりでしょうか。


私はいつも何かしら起きた出来事を何度も何度も反芻するという癖があるのですが(いわゆるくよくよ型かと・・でもそこから自分なりの答えを出せるいいとこでもあるのです;)、この辺は最近というよりいつも考えていることなのでしょう。
タイムリーな話題はやっぱり for steve ですね。スマートフォンがもっともっと普及するんだろうなとは私でもわかります。
私にとっては簡単に受け入れるべき代物じゃないような気がすごくします。macは実際使っているんですが、買う時には全くそういう自覚はなかったです。
以前大学の客員教授である石川九楊さんの講義で、「かく」ことをあまりしなくなった現代人は、自分が自分であることを自覚できないようになってきたと仰っていました。(かくことは書く、描く、掻く、欠く。亀卜(きぼく)をしていた頃からヒトは文字を書き続けてきた)
今や現地に出向かなくても、高画質な写真や誰かの体験をモニターで見られるようになった私たちに、更に便利なスマートフォンやタブレット型コンピュータが普及すること。画面の上の熱で何かを知ること。画面上でひらがなを練習するアプリケーションまで存在すること。
macを使う私にとって、今や手放せないなぁという感想を持つことも事実です。
だけど田舎生まれの私にとっては、安心する感覚がなんなのかはそれではないことはわかります。(あえて田舎つけました)だから、真っ向から否定するのじゃなく、今は子供には持たせたくないなというのが意見なのかな。地方の自治体では孤独死やトラブルを減らすために高齢者にスマホを配布しているところもあるようですし、そういう使われ方は大歓迎なのです。おじいちゃん達って、大事なものが何なのか知ってるから。


英語が下手な国日本として、子供の頃から英語に親しみを持たせるのも悪くはないと思うけど
絵本を読み聞かせてあげたり、もっと一緒の時間を過ごしてあげることの方が大事なんじゃないでしょうか。




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サッカーに関してですが、ここ3年ほど、少しずつサッカー観戦をしています。
見ていて思ったことは、日本代表という文字が日本人は大好きなんだなぁということ。性質だからか、勝てない時にはヒーローを求めたくなるし(政治家と同じ)勝ってたら内容はどうでもいい、みたいな。
チームを応援する人をサポーターっていういい方をしますが、サポーターって、とってもしんどいです。
家族みたいな、先生みたいな。
苦しい時も一緒に苦しめるのがサポーターなんだなって最近改めて思いました。
(ちなみに私はセレッソ大阪を応援しています。大敗大勝の差がとんでもなく激しいチームで、強い!なんてあまり言えないです。なんでセレッソなの?と聞かれることもあります。私だって強いチームが好きですし、勝っているところが見たい。でも3年見続けて、若手が中心になって頑張っている姿、スペインサッカーを目指し、足下が上手く、何より面白いサッカーを見せてくれるところが好きだなと思っています。情けないサッカーしてたら、のど痛めるくらいチャントを歌います。)

ずっと管理したり、支えたりすること
これが、今の日本に必要なことなのかなって私は思います。
私が思うことはいつも同じです。



結局文章はまとまらず!文章力なく申し訳ありません。
感謝です。

2011年8月25日木曜日

いとへん展写真




 


 
 

 

いとへん展の写真です。blind spotでも学んだことですが、作品を作るだけでなく展示する時には空間をデザインすることも含めて、全部なんだなぁと改めて思いました。作品に対してのスタンスというか、見せ方というか。
書き忘れてましたが、今回京都市長賞をいただきました! 写真7枚目

おまけはくつろぎ志萱さんとせいじさんとしょうこ。このソファがいい具合にくつろぎ空間を醸し出してくれていました。














2011年8月23日火曜日

いとへん展

8月5、6、8日に京都産業会館きらっとプラザにて、いとへん展が開催されていました。
その京都精華大ブースに5人のメンバーで、「P.」という展示、販売をしました。

P. とは

Pから始まる前向きな言葉の総称です。
なぜPなのかというと、日頃私たちが親しんでいる模様からとっています。
模様は英語でpatternなので、その頭文字です。

私たちが普段作る模様は自分たちがきもちいいと感じた色や形から出来ています。
今回のいとへん展のテーマは3月に起きた東日本大震災を受けて「絆」、そして今回チャリティーとしていとへん展での売上金が被災地への義援金となると聞き、私たちが普段作っている模様で世界を元気にすることは出来ないかということで、P.の制作が行われました。



最終形は有機的な形のクッションとなりました。
作った模様をよりよく見せるための「仮の姿」が、うさぎのような、ひっくり返すと足がある生物のようなこの形です。
また後日写真を載せます。


製作中は忙しく、私も入院したりとてんやわんやでしたが・・、
終わっての感想は自分の作りたいものに一歩近づけたのかな、と思いました。

blind spot写真



















2011年3月22日火曜日

blind spot

まとめてといいつつまとめてませんでした;すみません。

3月8日から13日までグループ展blind spotを京都三条のヤマモトギャラリーさんで開催していました。


ヤマモトギャラリー
http://gallery.framing-y.com/


写真は後ほど上げたいと思います。



今回の作品は、私が去年の夏あたりから続けているライフワークといいますか、、
曲線のみで構成されたシンプルなものをB1パネルで二枚でした。

以前twitterで声をかけてくださった、臓図コーキさん主催のワニプロジェクトという合同展に出させて頂いたのですが、その時私は学外展示を初めて経験したので勝手がわからず、作品ときちんと向き合うことが出来ていなかったように思います。
展示方法は、壁と天井に四六判のざら紙を16枚ほど貼ったもので、イロリ村ギャラリーのオーナーである畠山さんや臓図さんのアドバイスを頂きながら展示しました。
ですが、自分の作品のコンセプトや題名を考えた時、自分でも納得するような説明が考えつかなかったのです。今回の展示では素直にその部分を説明できるように、向き合いました。まだまだ上の表現方法というか、デザインは出来るのだとは思いますが、まずは府に落ちるようなコンセプトにしようと。


同じクラスで今まで私の作品を何度となく見てきてくれた子たちは、私がその形に執着するのはどうしてか、この形が表すのはどんなことか、コンセプトシートを読んで、納得してくれたようでした。


それは、私の作品は一般の人には伝わりにくい ことが改めてわかったということでもありました。



この展示を通して、私がこの形を一番理解して欲しいのは、第三者の誰かなんだと思いました。
そうするにはこの作品がまだまだ力不足だということはわかるし、それでも、この形しかないのかとも思えて。

原田さんというギャラリー巡りの好きなおじさんがいます。私は一度イロリ村ギャラリーでその方と会って、色々とお話をしたのです。もしかしたらまた会うかもなと言っていたおじさんでしたが、まさか本当に会うことになるとは。

原田さんはちょっと乱暴な口調の人ですが、何か一生懸命伝えたい事がある人なのでしょう。

前回も今回も、原田さんの口から出た言葉は「わからない」でした。
上に書いたような理由で、力不足ということだと思います。
私の作品は全然わからないんだそうです。おまえの作品は今までで初めて見た、そういう意味では良いけど、この展示の中で一番駄目なのはお前のだ。と、言われるほど・・;


原田さんの言っていたことは

「本を読むな」「おまえは難しく考え過ぎだ」「その歳で理解してあれをやっているならわかる」

などなど・・ 私には難しくて理解出来ない話もちょこちょことありましたが、
「最近人間が薄っぺらくなってきてると思わないか」という言葉にピーンときて、それについては自分の考えを言いました。




人とつながろうとした時、自分が大学に入って得たデザインや他のことを活かして、(アートで)人とつながるということは出来るのかもしれないけれども、最近は直接、接触する方がずっとスムーズでダイレクトなのかもしれないと考えている。その上で、それでも行動したいと思ったときに自分に出来ることは「あれ」(曲線)しかなかった。あれはあれでしかないんです。


そうしたら、上等だ、正解だと言って下さいました。



人とつながる、というのは今回の震災があったからではなくて、ずっとずっと考えていたことです。

小学校の頃家で友達と遊んで、夕方迎えが来て友達が帰ったあとにうなだれて泣くような私だからこそ、
二人以上で人形遊びをする時はいつも同棲してる友人の設定にしたがった私だから、

つながりがどうしても欲しいと無意識に考えてしまったのかもしれません。




これからの作品づくりに大きな影響を与えてくれそうな展示でした。
ヤマモトギャラリーさん、原田さん、グラフィックのみんな、私を支えてくれる人たち、ありがとうございました。





イロリ村ギャラリー
http://www.k3.dion.ne.jp/~irori-05/

臓図ワニプロジェクト
http://geiran.seesaa.net/





何だかとっても長文になってしまいました。
読んで下さった方ありがとうございます。

2011年2月21日月曜日

せつぶんおばけ

お久しぶりです。
11月から更新が出来ておりませんでしたので、それまでにあったことをいくつかまとめて紹介したいと思います。

2月3日は節分の日です。
それにちなんで「せつぶんおばけ」というイベントが開かれました。
私は友達に誘われて一日だけ飛び入り参加させて頂きました。

節分おばけは、京都精華大学の精華おばけ会が開催しているイベントです。
精華おばけ会では地元住民の方々と関わりあいながら京都の伝統文化「節分おばけ」の伝承調査と再生プロジェクトを行っています。

公式ブログ
http://seikaobake.blog135.fc2.com/


元々は大学の教授である真下先生のゼミから発展したそうですが、真下先生の来るもの拒まずというスタイルから、友達を通じて私も飛び入りで参加させて貰うことになりました。

節分おばけの由来は鬼から身を守るため、普段の自分(時代や年齢、性別などを含めた髪型や服装)から違うものへと仮装することで鬼の目を逃れることが出来るといったことからきているそうです。
私は真下先生のコレクションの中から、極道の妻の衣装を着せて貰いました。(とてもいい着物と帯でした・・!感謝します)



極妻衣装。黒地の着物に金の帯と金の帯締め。



昭和にトリップしたかのような似合い具合。手つきもさまになっています!


特に話しを聞いているわけではありません笑



あまり写真が撮れませんでしたので、公式ブログにて詳細や他の写真などご覧下さい。
一日目のおばけカフェに参加しましたが、久々の接客は(お茶を出すくらいですが)とても楽しかったです。

精華おばけ会の皆様、真下教授、関わって下さった方々、ありがとうございました。